
nanoPDS®とは?
nanoPDS®は、医薬品開発の分野で用いられる「薬物伝達システム(DDS)」を応用した最先端の特許技術。肌のバリア層になじみ、必要な成分をダイレクトに届ける次世代の技術です。通常、肌は皮脂膜や細胞間脂質のバリア機能によって、「水溶性」の機能成分(ビタミンC、ビタミンC誘導体、NMNなど)が浸透しにくい構造になっています。しかし、nanoPDS®は、ナノ化した成分をオイルコーティングし、無水化することで、このバリア層を突破できるようになりました。そのため、今まで届かなかった肌の奥深くまで、機能成分をスムーズに浸透させられます。

PDS-NMN 皮膚透過試験結果写真 [2.5時間後]
※全ての使用者に同様の効果や安全性が保証されるものではありません
※公的研究機関調べ
リポソームvs.nanoPDS®圧倒的な違い
従来の「リポソーム技術」は、リン脂質で作られた多層カプセルによって成分を包み込み、「ゆっくりと浸透」させる仕組みです。一方、nanoPDS®は無水で、粒子そのものが機能成分となります。

◆ポイント
- リポソーム:時間をかけて浸透
- nanoPDS®:成分濃度100倍以上、圧倒的なスピードと浸透力
少量でも高濃度の成分を届けることで、毛穴※1・キメ・くすみ※2の目立たない、ハリのある美肌へと導きます。
※1 潤いを与え毛穴の目立ちにくい肌へ
※2 乾燥による

NMN
未来のエイジングケア成分
NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、私たちの体内で自然に生成される成分ですが、加齢とともに減少していきます。このNMNが減少すると、エネルギーを生み出す力が衰え、長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)に重要なNAD+の量が低下します。ERALIUMは、肌からNMNを補給することで、潤いとハリのある健やかな肌へと導きます。日本薬学会の研究によると、NMNを肌に塗布することで、細胞内のNMN量が100倍、NAD+量が4倍に増加したことが報告されています。

NMNの種類と選び方
NMNにはいくつかの種類が存在し、その品質と安全性には大きな違いがあります。ERALIUMでは、最も高品質で安全性の高いNMNのみを厳選し、配合しています。
β-NMNとL体NMNの重要性
NMNにはα型とβ型の2種類があり、人体に存在するのは β-NMNです。β-NMNはエイジングケアに適した成分であるのに対し、α-NMNは研究が進んでおらず、安全性が確認されていません。そのため、ERALIUMでは β-NMNのみを使用しています。

また、NMNにはD体とL体の2種類の光学異性体が存在します。地球上の生物はL体のアミノ酸で構成されており、安全性も確認されています。D体のNMNは人体に適さない可能性があるためERALIUMではL体のNMNのみを使用しています。

発酵法による高純度NMNを採用
NMNの製造方法には、合成法と発酵法があります。合成法によるNMNは、不純物やα-NMNが混ざるリスクがある一方で、発酵法によるNMNは安全性が高く、純度が保証されています。そのため、ERALIUMでは発酵法によるL体のβ-NMNを採用しています。発酵法で作られたNMNは高価な原料ですが、品質を最優先するための重要なポイントです。


ヒト脂肪間質細胞エクソソーム
純度92.995%の
精製幹細胞
エクソソームを使用
肌本来の美しさを引き出すエクソソーム
どんなに優れた美容成分を使用しても、肌がそれを適切に活用できなければ十分なケアは難しいとされています。そこで近年注目されているのが、エクソソーム。細胞間の情報伝達を担うナノサイズの物質です。当社が使用しているエクソソームは、純度92.995%の精製幹細胞エクソソームです。不純物を極限まで取り除き、健やかな肌作りをサポートします。

エクソソームとは?
エクソソームは、細胞から分泌される微小なカプセルのような物質で、内部にはmiRNAやサイトカインなどの成分が含まれています。エクソソームは、まるで「司令塔」のように細胞に適切なシグナルを送り、スムーズな情報伝達をサポートする働きが期待されています。これにより、肌環境を健やかに整え、スキンケア成分がより効率的に作用するようになります。
なぜ純度が重要なのか?
市場に出回る多くの「エクソソーム配合」化粧品は、エクソソーム濃度が0.5%程度であり、99.5%は人工培地成分や細胞残渣※などの不純物を含んでいると言われています。一方で、当社の精製幹細胞エクソソームは、特殊なフィルター技術を駆使し、エクソソーム純度92.995%を実現。高純度なエクソソームが、肌のうるおいを守るサポートをします。
※残渣とは、原料から目的の成分を取り除いた後に残るカスや不用な部分

◆精製幹細胞エクソソームに期待される働き
- 細胞間の情報伝達をサポート:まるで司令塔のように、肌のコンディションを整えるシグナルを届ける。
- スキンケア成分の活用をサポート:美容成分を肌になじみやすくする手助けをする。
- 肌をすこやかに保つ:うるおいを守り、乾燥を防ぐ。
- なめらかな肌印象へ:肌を整え、みずみずしい印象に。
- 高い浸透力:ナノサイズの成分が、角質層のすみずみまでアプローチ。

バージンプラセンタ®
生命の恵みをあなたの肌へ
天然の美容成分「プラセンタ」
バージンプラセンタ®は、国産豚の胎盤から抽出された高品質なプラセンタエキスです。プラセンタは、古くから健康や美容のために活用され、現代でもその高い効果が注目されています。豊富な栄養素と成長因子を含み、肌の保湿、弾力アップ、エイジングケアをサポートします。

豊富な栄養成分で内側から美しく
バージンプラセンタ®には、美容と健康を支える栄養素が豊富に含まれています。
- アミノ酸(バリン、ロイシン、リジン など)
- ビタミン類(A、B群、C、D、E、Kなど)
- 成長因子(EGF、FGF、IGFなど)
- 糖鎖(ヒアルロン酸、コンドロイチンなど)
- 酵素(スーパーオキシドディスムターゼ、カタラーゼなど)
- ミネラル(亜鉛、鉄、銅、カルシウムなど)
- 核酸(DNA、RNA)


次世代吸収研究会について

ERALIUMは最先端浸透技術「nanoPDS®」を使用した一般社団法人次世代吸収研究会の認定商品です。
次世代吸収研究会は、国立大学との共同研究を行い、国内の著名な医師や研究者が理事として参画する組織です。最新の研究成果を医療や美容の分野に応用し、エイジングケアにおいて注目されているNMNをはじめ、これまで経皮吸収や小腸からの吸収が難しかった水溶性化合物や高分子成分を、PDS技術を用いて効率的に吸収させるための研究を行っています。

私はこれまで、抗がん剤の開発をはじめとした放射線治療の補助薬、がんの転移抑制、免疫活性化、さらにはがんの早期診断に関する研究など、がんの「治療・予防・診断」を幅広くテーマにしてきました。そんな中で出会ったのが、「nanoPDS(ナノ・パーティクル・デリバリー・システム)」という浸透技術です。この科学的な仕組みと浸透効率の高さに大きな可能性を感じ、現在は研究協力という立場で深く関わっています。
「成分を届ける」という視点から見た
nanoPDSの魅力
私がnanoPDSに出会ったのは、ある学会で次世代吸収研究会の専務理事である稲垣正氏からこの技術の話を聞いたことがきっかけです。当時私は、がん細胞や脳といった特定の部位に、薬剤をどうやって正確に届けるかという課題に取り組んでいました。既存のDDS(ドラッグデリバリーシステム)では、薬剤が標的に届かないケースも少なくありませんでした。そんな中で知ったnanoPDSは、これまでのアプローチとは異なり、固体粒子として設計された成分が水分と反応しながら浸透していくという仕組み。特に印象的だったのは、リポソームと比べて100倍以上の成分を含有できるという点でした。
「nanoPDS」の“浸透力”がもたらす美容への可能性
nanoPDSの技術が美容分野において注目されているのは、やはりその高い浸透性にあります。一般的な化粧品では、有効成分の多くが表皮や角質層でとどまり、皮膚の奥深く特にヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどを産生する繊維芽細胞が存在する真皮層にはなかなか届きません。nanoPDS化した成分は、通常の状態では届かない層まで浸透することが実験によって示されており、特に生きた豚の皮膚を使った試験では、NMNのような高水溶性成分が真皮層に到達することが確認されました。このようなデータは、「有効成分を有効な部位に届けることができる技術」=本質的なスキンケアへの第一歩だと考えています。
「nanoPDS」が変える、肌・カラダ・未来の健康
nanoPDSの可能性は、美容だけにとどまりません。たとえば今後は、点滴や注射が必要だったような高分子薬剤(ペプチドやタンパク質など)を、皮膚に塗るだけで吸収させる研究も進んでいます。また、美容成分ごとに「どの深さまで届けるか」を制御するという、精密な浸透コントロールの研究も行っています。例えばビタミンCは浅い層に、NMNは深部の細胞に届けるといった具合に、成分ごとに最適な届け方を探っています。さらに、サプリメントへの応用にも大きなメリットがあります。一般的なサプリメントでは、成分の吸収率(バイオアベイラビリティ)は数パーセントと非常に低いのが実情です。しかし、nanoPDS化によって、耐酸性が向上し、腸管からの吸収効率も3〜4倍に増加することが明らかになってきました。
「届ける」ことで未来を変える
医薬品の分野でも、ある特定の臓器や病巣に向けて薬剤を届けるDDS技術としてnanoPDSの応用研究が進行中です。今後は、既存の治療法の在り方そのものを変えるような革新も見込まれています。
私の立場としては、nanoPDSの「届ける力」が、美容と医療の橋渡しとなり、より快適で効果的なケアの実現につながると確信しています。この技術は、美容業界だけでなく、健康や医療の分野にも新しい風を吹き込むことになるでしょう。
“必要な成分を、必要な場所に、最適なかたちで届ける”――これが、私たちの目指す健康長寿の未来です。
宇都義浩